2008年6月19日木曜日

ええ~っと...。


パイプカット復元手術が施された絶滅危惧種のプシバルスキー馬「ミネソタ」 (AP Photo/National Zoo, Ann Batdorf)

[ワシントン 16日 AP] スミソニアン協会国立動物園の科学者たちは、16日、絶滅危惧種の馬に「逆パイプカット」手術を行ったことを発表したちうわけや。絶滅危惧種にこうした手術が行われたのは、これが初めてのケースや。

手術は2007年10月、ミネソタちう名前のプシバルスキー馬に行われ、5月6日に成功が確認されたちうわけや。プシバルスキー馬は中国およびモンゴル原産で、1970年に野生種の絶滅が宣告されたちうわけや。以来、数百頭が人工的に繁殖され、アジアの荒野にもっかい放されてんねん。

「これはちーとばかしオモロイ方向転換や」と、セントルイスの泌尿器科医シャーマン・ジルバー博士は言うわ。彼はこれまで1万3000人の人間にパイプカット復元手術を行ってきた医者で、今回の馬の手術に協力したちうわけや。「人間が“実験動物”になるんや。わいたちは大いに進歩してきたんや。人間は完全な実例やろから」

ワシントンで復元手術を行った動物園の獣医ルイス・パディジャはんは、この手段はあらゆる絶滅危惧種に効果を持つ可能性があると語ったちうわけや。同様の手術は、パディジャはんがセントルイス動物園にいた2003年、チワワによく似たサウスアメリカンブッシュドッグに対して行われ、成功しとる。サウスアメリカンブッシュドッグは減少種やけど絶滅危惧種ではおまへん。

20歳の馬ミネソタは、スミソニアン動物園に来る前、1999年にミネソタ動物園でパイプカット手術を受けたちうわけや。環境の広さに問題があったり、既にようけの子どもを生んでいて、特定の遺伝子の種全体に占める割合が大きくなりすぎた場合やらなんやら、絶滅危惧種にもかかわらずパイプカット手術が行われることがあると、スミソニアン動物園保護調査センター所属の繁殖専門家ブーダン・プカゼンティはんは言うわ。

科学者たちは手術後に、ミネソタが北米の繁殖計画において遺伝学的に最も貴重な馬の一頭であることを発見したちうわけや。 現存するプシバルスキー馬はたった14頭からの遺伝子にもとづいてんねん。飼育係は7月中にミネソタと合うメスの馬を探してくるつもりだと語ったちうわけや。
パディジャはんは、今回の試みが「この種の保存にどエライ重要な影響を与えることができる」と述べたちうわけや。

「一時的なパイプカット」の技術は、動物を人工的な環境に慣らすにあたって、去勢したり行動に影響を及ぼす避妊薬を用いるのとは別のやりかたを提供することになるかもしれへん。

それでも、パイプカット復元手術は危険を伴うものや。手術は馬を眠らせ、背を地面につけさせた状態で行われるちうわけや。
「一部の人は動物を動物園で飼育するには役に立つ方法だと言うでっしゃろが、できれば避けたいと思う人がいるのも確かや」と、パディジャはんは言うわ。

アメリカ動物園・水族館協会野生動物避妊センターのシェリル・アサ所長は、パイプカット復元手術は特定のケースで有効かもしれへんが、ワイが思うには広く採用されることはないやろうと述べてんねん。

0 件のコメント: